教えて佐藤先生

2016.10.12

【教えて佐藤先生】不妊治療中。外出先で小さい子どもを見るのが辛いです

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「教えて佐藤先生」では、女性の健康に関する質問に、産婦人科専門医がお答えします。

 
不妊治療が長引くにつれ、妊娠中の女性や小さい子どもを連れている家族が羨ましく感じることもあるでしょう。その気持ちがやがて嫉妬に変わってしまい、そんな自分に対して自己嫌悪に陥っているという人も少なくありません。
 
今回の「教えて佐藤先生」では、不妊に苦しむ女性の切実な悩みと、それに寄り添う温かな回答をいただきました。
 

■質問者プロフィール

 
37歳、既婚
会社員

 

■質問

 
不妊治療中です。外出先で小さい子どもを見かけると「どうして私には子どもができないんだろう」と辛い気持ちになります。子どもを見るのが辛くて、外出するのも怖くなってしまいました。
 
卑屈な気持ちになるのは良くないのはわかっています。でも、このやり場のない気持ちに対して、どう対処したらいいのかわかりません。少しでも気持ちをラクにする方法はありますか?

 

■回答

 
不妊治療中は、子連れの方・妊婦さんを見ると嫉妬や苛立ち・不安を感じ、その場から立ち去りたくなる事はありますよね。見るだけでも辛くなります。その人に対する嫌悪感ではなく、「何で私たちにはできないんだろう」と自分を責めてしまい、辛くなってしまうのですよね。
 
誰だって何か欲しい物や叶えたいことがあって、それがなかなか叶わない状況の時にそれを実現している人を見れば、多かれ少なかれ「うらやましい」という気持ちが出るはずです。
 
だから、子供を望んでいる人がお子さんがいる方を見て「うらやましい」と思うのも自然なことだと思いますし、不妊だけが「それは心が狭い」なんて言われる筋合いはないと思っています。
 
勿論そういう感情によって、相手を攻撃したり傷つけるような発言をしてはいけませんが、自然に出る感情なのですから、そう思ってしまうこと自体を否定する必要はないと思います。
 
気持ちはすぐに変えられるものではありませんが、自分の好きなことを楽しむ時間を作ってみてはいかがでしょうか? 何か好きなことを考えたり実際にしている時間は、不妊治療のこと、子供のことを忘れて過ごすことができると思います。自分を大切にする時間を、日々の生活の中で、1時間でも作ってみてはいかがでしょうか?
 

【答えてくれた先生】
産科婦人科舘出張佐藤病院 院長
佐藤 雄一 先生

佐藤先生 医学博士
産婦人科専門医
日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医
日本生殖医学会生殖医療専門医
日本抗加齢医学会専門医
医療法人舘出張佐藤会高崎ARTクリニック理事長
公益財団法人日本体育協会公認スポーツドクター

 

気になることがあったら、一人で悩まずご来院ください。

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